泳げなくてもスキューバダイビングはできますか? インストラクターの正直な答え
結論から言うと、はい、できます。泳ぎとダイビングが違う理由、水への恐怖がむしろ消える仕組み、実際の進行手順とインストラクターの安心の技術、心配ごとへの即答まで、虎島(ボムソム)のインストラクターが正直にまとめました。

はい、泳げなくてもスキューバダイビング(体験ダイビング)はできます。 スキューバダイビングは水面に浮かぶ運動ではなく、器材で呼吸しながら水中を移動するアクティビティなので、泳ぎとは使う技術そのものが異なります。実際、私たちが虎島(ボムソム)でご案内する体験ダイバーのかなりの方が全く泳げない方で、その方々のレビューが評価4.9を作り上げました。ただし条件もあります。この記事では、仕組みから条件、現場で実際に起こることまで、すべて正直にお伝えします。
「水に浮かぶのは浮力調整ベスト(BCD)がやることで、お客様がやることではありません。エントリーから浮上まで、私が1:1で付き添います。」 ペ・ギョンジョ、RAID Master Instructor・SSI Advanced Instructor
泳ぎとダイビングが違う3つの理由
| 区分 | 泳ぎ | スキューバダイビング |
|---|---|---|
| 呼吸 | 息を止めるか顔を横に向けて呼吸 | レギュレーターで水中でもずっと楽に呼吸 |
| 浮く | 体で浮力を作る | BCD・ウェイトが代わりに、ボタン一つで浮いたり沈んだり |
| 移動 | クロール・平泳ぎで自分で泳ぐ | フィンをゆっくり動かすだけ、体験はインストラクターが1:1同行、一人で泳ぐことはない |
水への恐怖の正体、そしてダイビングがそれを消す逆説
水が怖い理由を分解してみると、たいていは二つです:**「水中では息ができない」**と 「足が底に着かない」。ところがスキューバダイビングは、この二つを正面から覆します。
- 息ができない? → スキューバは水中で息をするレジャーです。背負ったタンクの空気がレギュレーターから絶えず供給され、好きな水深で好きなだけ呼吸しながら留まることができます
- 足が着かない? → ダイビングではそもそも底は必要ありません。中性浮力の状態では、宇宙遊泳のように水に体を委ねて浮いていられます
だから現場でよく見る逆説があります。水を怖がっていた方が「水中で息ができる」と確認した瞬間、プールで十年越えられなかった壁を20分で越えます。私たちには見慣れた光景です。
それでも必要なもの(正直な条件)
必要な条件は三つだけです。水に対する極端な恐怖がないこと、基本的な健康(心臓・呼吸器の疾患や特定の既往歴がないこと)、そしてインストラクターの案内に従うこと。泳ぎの実力はリストにありません。
- 水に対する極端な恐怖がないこと 怖いのは大丈夫です。ほとんどの方が怖がりながら始めます。ただ、顔に水が触れること自体に耐えるのが難しいほどであれば、浅い水深での慣らし時間を十分に増やして進めます
- 基本的な健康状態 心臓・呼吸器の疾患、耳の手術歴、妊娠などは参加が制限されます。ご予約時に健康問診票をご確認ください。当日、風邪で鼻が詰まっても耳の圧力調整が難しくなります
- インストラクターの案内に従うこと 耳抜き(イコライジング)と、いくつかのハンドシグナルを事前に覚えるだけで十分です
実際の進行手順、虎島の体験ダイビングの一日
- 集合・器材のフィッティング:スーツと器材を体に合わせます。すべてレンタル込みなので、水着だけ持参すれば大丈夫です
- 地上ブリーフィング(10〜20分):レギュレーターで呼吸する方法、耳抜きの方法、ハンドシグナル3〜4個。試験ではなく案内です
- 浅い水深での慣らし、焦らない段階:足が着く深さから始めます。立ってレギュレーターで呼吸する → 顔だけ水につけて呼吸する → 膝の深さでうつ伏せになってみる。慣れるまで次の段階には進みません
- インストラクターと海へ:準備ができたら、インストラクターが手をつなぐか、タンクをつかんで一緒に移動します。虎島のソフトコーラル地帯の上を20〜30分遊泳、ボートで5分の距離の天然記念物の海です
- いつでも中止可能:「上へ」のハンドシグナル一つで、すぐに浮上します。中止しても大丈夫です。また次にやればいいのですから
インストラクターが現場で使う安心の技術
十数年、初心者を案内してきて固まったルーティンがあります。ずっと目を合わせ、不安のサインが見えたら止まってOKサインを交わし、下降は1mずつ区切って耳の状態を確認しながら降ります。水中で手を離さないのは基本です。体験ダイビングの安全は器材が半分、このルーティンが半分です。だからインストラクターの1:1同行は条件ではなく核心です。
心配ごとへの即答、泳げない方が最もよく聞くこと
- 「水を飲んでしまったらどうしよう?」 → レギュレーターをくわえている限り、水は口に入りません。外れても取り戻す方法をブリーフィングで学びます
- 「マスクに水が入ったら?」 → インストラクターがすぐに対処を手伝います。視界が一瞬ぼやけるだけで、呼吸とは関係ありません
- 「耳が痛くなったら?」 → 痛くなる前に早めに圧力を抜く方法を学び、痛ければ止まってゆっくりまた降ります
- 「メガネをかけているのですが?」 → コンタクトレンズは着用可能で、度付きマスクも用意されています
- 「何歳まで可能ですか?」 → 通常10歳から、健康であれば上限は事実上ありません。親子で一緒に参加されるケースも多いです
現場で実際によく見る光景
文章より、現場の一場面のほうが正確なことがあります。最もよく見るタイプはこうです。家族旅行でいらした50〜60代のお母様。「私は船で見ているだけにするわ」から始まり、ブリーフィングだけ聞いてみてくださいとお勧めすると、しぶしぶ座られ、浅い水でレギュレーター呼吸をやってみると表情が変わります。そしてその日、家族の中で最も長く水中にいて上がってきます。上がるときにおっしゃる言葉は、だいたい同じです:「こんなことなら、もっと早くやればよかった。」
泳ぎの実力は、この場面のどこにも登場しません。必要なのは「息ができる」という確認一つ、そして隣にいるインストラクターへの信頼だけです。
前日の準備チェックリスト、コンディションが半分です
- 睡眠を十分に:疲れていると、水中での慣れが遅くなります
- 前日の飲みすぎ禁止:飲酒後のダイビングは実施できません。二日酔いも耳の圧力調整を妨げます
- 風邪・鼻づまりの確認:鼻が詰まるとイコライジングが難しく、当日の参加が制限されることがあります。微妙な場合は事前にご連絡ください
- 朝食は軽めに:空腹でも食べすぎでもない、軽い食事が最適です
- 持ち物:水着(中に着てこられると楽です)、タオル、洗面用具。器材はすべてレンタル込みです
- フライト日程の確認:ダイビング後、飛行機まで最低12時間、 日程の組み方は2泊3日コースの記事にまとめました
ダイビングが好きになったら、次のステップ
体験後に「続けたい」という気持ちが芽生えたら、オープンウォーター資格が次のステップです。正直に申し上げるとオープンウォーター講習に泳力の評価はありません(泳力の評価は、インストラクターを目指す人にのみ求められる条件です)。体験で水に慣れた後、ライセンス講習まで進んだ方を何人も見てきました。その順序は体験 vs 資格の比較記事にまとめました。水との最初の和解は、体験ダイビングで十分です。
よくある質問
全く泳げなくても、本当にダイビングはできますか?
はい。体験ダイビングはレギュレーターで呼吸し、浮力調整器が浮き沈みを解決し、国際資格を持つインストラクターが1:1で同行して移動を助けるため、泳ぎの実力は必要ありません。実際、体験ダイバーのかなりの方が泳げない方です。
水が怖いのですが、大丈夫でしょうか?
ほとんどの体験ダイバーが怖さを抱えて始めます。水への恐怖の原因である「息ができない」という不安を、スキューバは正面から解決し、水中でずっと呼吸します。足の着く浅い水深で慣れた後にのみ移動します。いつでも中止できます。
体験ダイビングの前に何を学びますか?
地上ブリーフィングで、レギュレーターの使い方、耳抜き(イコライジング)、基本のハンドシグナルを学びます。10〜20分で十分で、残りは水中でインストラクターがリアルタイムに助けてくれます。
メガネやコンタクトレンズを使っていてもダイビングできますか?
コンタクトレンズは着用したままダイビングでき、メガネ利用者のための度付きマスクも用意されています。ご予約時に視力をお知らせいただければ、合うマスクをご用意します。
泳げなくてもオープンウォーター資格を取得できますか?
はい、可能です。オープンウォーター講習に泳力の評価はありません。泳力の評価は、インストラクターを目指す人にのみ求められる条件です。体験ダイビングで水に慣れてから挑戦する順序もおすすめです。


